今話題 王様のブランチでも紹介 夢を叶える 西野さん プペル ゴミ人間 書評

今回は「ゴミ人間」をご紹介いたします。  

あたなは、人に何かを邪魔されてくじけたことはありませんか なぜ、人はそこまで自分を執拗に攻めるのか と思ったことはありませんか そして、夢をかなえるためにどうすればよいか と考えたことはありませんか   答えは、人の本質をしり、相手の目線で考え、行動をすることです。 この意味をこの本では教えてくれます。 ちなみに過去の書評には以下のものもあります。 https://tousinikkizan.com/2021/01/22/%e4%b8%8d%e9%83%bd%e5%90%88%e3%81%aa%e4%ba%8b%e5%ae%9f%ef%bc%9f%e9%81%ba%e4%bc%9d%e3%81%8c%e7%90%86%e7%94%b1%ef%bc%9f%e3%80%80%e8%a8%80%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84/ こちらも併せてよんでいただければ幸いです。  

作者紹介

西野亮廣 氏

 

この本について

今回のこのゴミ人間は お笑い芸人、キングコングの西野さんの著作になります。 えんとつ町のプペルという映画も公開され、今、注目を集めています。 このゴミ人間も当然注目されており、2021年1月23日放送の王様のブランチでも本紹介おコーナーで1位を獲得するほどの人気ぶりです。 ただの注目や人気だけでないのが、この方のすごいところだと思います。 その片鱗を見れるのがこの本かもしれません。

書評

この本は 読む人に、もう一度夢を追いかける勇気をくれる本であり、その際に気を付けるべきことを教えてくれる本だと思います。 これは、現在の社会の構造の問題を示唆しているともいえる内容であり、その問題をうまく使い、あるいは理解しかわし、夢をかなえることを手伝ってくれる本かもしれません。   それではこの本のポイントですが、以下のことをお話したいです。 1、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会 2、作者の思考法 3、行動しない人間はアホである の3つについてお話をしていきたいと思います。  

1、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社

この部分を語るためには、この時放映されている 映画えんとつ町のプペルが一番わかりやすいかもしれません。 この映画は煙突に囲まれ、そこから出る黒い煙に覆われた街にすむ プペルという少年の話になります。 この街に住む人は空を見上げることはしません。 なぜなら、空には暗雲立ち込める黒い煙があり、空には暗雲しかありません。 そのため、人は俯いて下をみて生きています。 その中で、プペルとその相棒となるゴミ人間と一緒に空の暗雲の先には星があると信じて、星を見るために行動するというのがこの映画のざっくりとしたあらすじになります。 この映画では今の社会の風刺ともとれる内容があり、 主人公のプペルが星をみるという夢を語ることに対して、周りの人は執拗なまでに邪魔をし、嘲笑います。 夢を見ることも、行動することも許されない状況を描いています。 ところで、なぜ、人は人の夢を笑うのでしょうか、 なぜ、人の行動を笑い時に邪魔をするのでしょうか   作者は自分の責任と自分の権限をもって行動をしているだけなのに、日本中から叩かれます。 このようなことをされれば、ふつうは叩いてくるアンチの人を憎み、いらだつかもしれません。 しかし、作者は違いました。 自分をたたく人に寄り添い、その叩く人のことについて考えたのだそうです。 作者の過去のコメントにこんなものがあるそうです。 作者が芸人として番組のひな壇にいることを拒否した時の話だそうで 作者は言います。 僕がひな壇を辞退し 僕が絵本作家になることで 皆にどんな迷惑がかかっているのだろう? と どうして、皆はわざわざ僕に時間を使い 僕の行動をチェックして、 わざわざ僕を殴るのだろうか   きっと彼らにも痛みがあるはずだ と考えたそうです。   わざわざ時間をさき、お金ももらえないのになぜ、行動を人はするのだろうか そこで、作者は考えたのだそうです。 その結果 皆、もともと 夢の類を持っていたのだけれど 大人になる過程で 己の能力や環境を鑑みて 折り合いをつけて捨ててしまった。   そんな中 皆が折り合いをつけて 捨てたもの ゴミ をいまだに持ち続け丁寧に磨き輝かせようとしている者がいる   折り合いをつけて、夢を捨てた人たちからは もし、まかり間違って作者が夢を成功させたとしたら、 折り合いをつけて、夢をすてた自分はどうすればいいのか そして、捨てた自分は判断ミスだったのではないか という間違いを 作者がわざわざ証明しようとするならば、 それは害悪でしかないと判断して、攻撃をしているのではないかと考えたそうです。   作者はこう考えたときに、 作者は先制攻撃を仕掛けた加害者なのではないかと考えたそうです。 このような多面的な見方をすると色々なものが見えてきます。 これはこんなたとえで示せます。 人間は知らないものに恐怖する 作者の行動が詐欺や宗教だといって恐怖を緩和しようとする人がでてくるのも自明の理です。 作者がクラウドファンディングやオンラインサロンを始めて、成功させたとき 分からない、恐怖している人たちは、金額だけを持ち上げ、 それを詐欺や宗教だといい、罵倒したそうです。 それでも罵倒された作者はこう言います。 それは仕方のないことだと 知らないものに恐怖するのは人間のサガであると だから、夢を追っている人と叩きたくなるのも自明の理です。   別の研究者はこう語ります。 人間は共生をもって生きてきた生き物だと、 相手を非難、相手を憎む人よりも 相手を肯定し、相手を褒める人のほうがパフォーマンスを発揮できるというそうです。 これは、自分だけよりも自分よりも遠い人のことを思い祈れる人のほうが最終的な幸福を得られるそうです。 アンチはあなたにとって害悪でしょう、あなたがアンチであれば、害悪になっているかもしれません。 そうではなく、他社のための幸福を祈れる人こそ、より幸福になれる人であるのだそうです。 作者はアンチすら許容し、自らの原動力にしたということで、その生き方を証明したすごい人です。 これは、たぶん簡単にまねができることではないと思いますが、 ただ、このような人間がいること、その人間が何をしているのかを知ることで、 確実に私たちはこれからの見る世界も行動も変わると思います。   この現代社会では夢をあきらめた人が 夢を目指している人を笑い、、 叩くという構図が出来上がってしまっている。 自分をたたいている人がどのような理由で叩いているかを 考えると見えてくるものがある。 人間の知らないものを嫌い恐怖することは人間の本能であり それを詐欺や宗教と悪しざまに決めつけてくる   もしあなたが、新しいことをしようとするのであれば、叩かれることをまず割り切らなければいけません。 そのアイデアに対して何も言われないのであれば、そのアイデアは大したことないと思うべきです。 むしろ叩かれることにより、あなたのやっていることは間違っていないと考えるくらいの気持ちをもって臨むべきです。  

2、作者の思考法

なぜ、作者は斬新な方法を行うことができたのかを少し確認していきましょう。

1、何をしないかを決める

作者は何をするべきかではなく、何をしないかを決めてから行動しているそうです。 報われる努力というのは、どうも運が絡む要素があるそうです。 ただ、報われない努力というのはコントロールが効くそうです。   自分のコントロールできること、できないことをきちんと明確にし分けることで、 行為を仕分けをすることで、 成功確率の低いことをなくすことで、 相対的に成功確率の高まるとのことです。 これは、日常的な行動にも使えます。 行動を紙に書き、具現化しそのメリットデメリットを明確にし優先順位をつけ 優先順位の低いことデメリットの多いことをやらず、 その逆位置にある行動をすることで、成功の確率を上げるということも可能です。   実はこのやらないことリスト作ることはピックアップされており、TODOリストよりも優先をすることのほうが大事だといわれるほど注目されているそうです。   何をしたら確実に目的が達成できないか? これは、やらないことリストを長期的に作ることに一致します。 作者はひな壇の仕事はしないと決めて行動したのには理由があり 作者はディズニーを超えたいという明確な目標のために行動をしているため、 そこに対して不要なものを排除したに過ぎないのです。 作者は夢の達成のために不要なものを排除していること   行動する人は目的地を明確に決め、目的地に向かうにあたり余計なことを断ることをこの本では伝えてきます。これを実行するのは難しいのですが、実行した後には非常にわかりやすい道が残るといえるでしょう。  

2、挑戦には痛みがつきものだ

まずこのことを知りましょう。 ゴミ人間の中でことさらに出てくることがあります。 それが、痛みです。   この本の中で、 世間は既存のルールに乗るモノを求め そこから外れたモノを 容赦なく叩きますが 1つ確かなことは、 既存のルールから生まれるモノは おおむね同じ形をしていて それでは世界を変えることはできません。 いつの時代も 圧倒的オリジナルは 違うルールから生まれます。 世界を変えるには ルールから変えなければいけません。 ただし、そこには大きな痛みが伴います。 ルール変更を快く思わない人がいます。 自分が想像できない事柄に 不快感を覚え、 攻撃に転じる人がいます。   結論ですが、新しいことは必ず叩けれることを理解しなければいけません。 これは、小さなことでも発生しています。 それは、親をはじめとする家族があなたを止めるのと一緒かもしれません。 これは、心配しているだけのことも当然あります。 ただ、新しいことをしようとしているのを邪魔をしている側面もあるかもしれません。 ここで大事なことですが、 たぶん、あなたの挑戦を止めようとした人は、そのことに対して挑戦したことも、達成したこともないと思います。 その何もしたこともない人間の意見を聞くことが正しいのかは別かもしれません。 だからこそ、その人たちのアドバイスには個人の願望が入っているかもしれません。 これは、ある意味、心配している人が、あなたのことを思って発言しているよう見えて、 自分の世界から逃げないように、コントロール下から立ち去らないようにしているための行動かもしれません。 逆に、本当に心の底から心配もしているでしょう このあたりの本心はいつになってもわからないでしょう。 ただ、いえることは人間の本能の領域で新しいことをすることをたたくという行動が発生しているということを知らなければいけません。 あなたのあらゆる挑戦に否定の声が上がるのは当然です。 それを知っておきましょう。  

3、常に相手の目線で考える

この考えは非常に大事です。誰もが言っていることです。 この考えをここまで実行し体現しているのは、ある意味作者の方だけかもしれません。 これは、ひょっとすると相手の立場に立って考える通ずる部分があるかもしれません。   作者はかつて、絵本を作成しているときに この絵本は子供向けですかと聞かれたそうです。 これは、親が心配して、うちの子にこの内容はまだ早すぎるのではと思って出た言葉だと思われます。 多くの大人が使う子供向けの言葉に作者は違和感を覚えていたそうです。 作者は語ります。 自分が子供のころを思い返すと、 幼稚園の頃から 親の顔色を窺っていましたし、 あのグループを 敵に回すと厄介なことになる というポジショニングをしていました。 もちろん、〇〇でちゅよー といった言葉で話しかけてくる 大人を軽蔑していました。 あんな言葉を使っている子供は 一人もいなかったので シンプルに気持ち悪かったです。 ところが、どういうわけか 自分が大人になると その当時の気持ちは すっかり忘れてしまうようで 〇〇でちゅよーという言葉を 子供にかける大人は少なくありません。 子供を自分より能力の低い生き物 として見積もり、その結果 この絵本は子供向けですか? という言葉を使ってしまう。 翻訳すると私より能力が低いこの子でも理解できますかです。 自分が勝手に判断し単純なイメージで物事を判断しない その精神がほかの絵本とは一線を画す本を作ることにつながり   クラウドファンディングを使った スタッフになる券というものを編み出したときも、非常に相手の目線に合わせた対応のたまものです。 元来、スタッフはお金で雇うものであったものですが、今の時代SNSがここまではやったため、この経験や体験ができる手段を発信できるようになります。 そして、お客さんが発信を従っているということが分かってきたそうです。 これは、作者のした実験で B席、A席、S席、スタッフになれる券の順で値段を上げ、販売をしたところ スタッフになれる券が一番早く売り切れました。 その後、何度試しても結果は変わることはなかったのでした。 SNSの発展にともない、みなイイねが欲しいし、フォロワーが欲しいという欲求を満たすためにこの特別な体験ができる券に価値が出たのだそうです。あくまでもおきゃくさまは発信がしたいという事実に気づくことができ、確信を持ったのだそうです。 これは、イベントにいってきたということよりも このイベントを私が参加して作ったことのほうが価値があると考えた人が多いということになります。 これは、今まで食事をでてくるのを待つ、レストラン型から 自ら焼きにいき、取りにいく、BBQ型に変化したと作者は考えたそうです。 今までの当たり前の常識を打ち破り、今ではこの手法は当たり前になったそうですが、 作者がやったのは今から7年もまえ、2014年にはすでに実施をしていたというのだから驚きです。 このような斬新すぎるアイデアを思いつき、実行したのは まさに相手の目線をもつことができたこと、複数の目線を持つことができた作者ならではといえるでしょう。 この目線を自分で体得するために日頃より、本を読むことや色々なSNSなどの情報源に触れることで、訓練をするとよいかもしれません。 それが、これから先も大事なこともかもしれません。   何をしたら、確実に目的が達成できないかをリストアップすること 挑戦には痛みがつきものであることを知る。 相手の目線で考える このことをお話をしてきましたが、 このどれか一つでも体得できると大きく世界が変わるかもしれませんね。  

3、行動しない人間はアホである

最近のビジネス書に、なぜ、行動しろ行動しろと書かれているのか皆さんご存じでしょうか? 作者は、最も大事なことに他人の脳みそを使えることと上げているそうです。 これは、オンラインの会議をしていた作者が色々な人と会議をするうちに良いアイデアがどんどんと生まれてきたのだそうです。 相手の意見を採用し、利用することができることは強いといえます。 色々な人のアイデアが自分の脳に集まるような仕組みを作ることができる人間こそ強いと作者は語ります。 理論上、アイデアをあつめ、それを編集することができるようになれば、自分一人では思いつかず、できなかったことができるようになるかもしれません。 そのためにアイデアの待ち合わせ場所になるように努力をする必要があります。 それが、行動する人だそうです。 行動する人は自分のアイデアを実現する人として、アイデアを出す人としては非常に重宝されます。これは、よいモルモットともとれますが、 考えるだけで何もしない人間にアドバイスをしても意味がありませんが 多少、雑でも行動する人のほうが価値があるかもしれません。 不器用でも行動する人にアイデアを託そうとすると思います。 現実で成功率を上げるのは脳みその数、厳密には体験の数が関係するそうです。 何かを始めるとき、1人の体験化、100人の体験化、どちらで臨んだほうが成功するかは言うまでもありません。 成し遂げたいことが大きければ大きいほど、周りを巻き込む力が必要です。 それでも行動できない人が多い中で、 作者は行動するための秘訣を教えてくれます。 それは情報を手に入れることだそうです。 行動しない人間は、自分が行動しない理由を、 すぐに勇気のせいにする。 勇気がないから一歩踏み出せない という。 これは違う、大間違いだ。 行動することには勇気は必要ない 子供のころに一人で乗れなかった電車に 今、あなたが、一人でのれるようになったのは あなたが勇気を手に入れた彼ではない 電車の乗り方という情報を手に入れたからだ。 僕は今、この文章を新宿の喫茶店で書いているが、 家を出てから、この喫茶店に来るまでに 勇気など1ミリも使っていない 喫茶店にくるまでの道が頭に入っているからだ 一方、今から アマゾンの奥地に行くとなると 毒をもっている虫がいるのではないだろうか? とかなんとか考えて 僕は踏みとどまってしまう。 その時、 毒をもっている虫はいるけれど ワクチンを売っておけば問題ないよと 教えてもらえると 僕の足は前に進む 一歩踏み出すために必要なのは、 ポジティブシンキングではなく、 ロジカルシンキングだ、 説明できてしまう事柄に 勇気は必要ない 一歩踏み出すことに勇気が 必要だと思っているのであれば、 尚のこと、 そんな不確かなものを 取っ払ってやる為にも、 とっとと情報を仕入れたほうがいい。 そして、コチラから 仕入れようとせずとも、自然と情報が集まってくる 身体作りをしておいた方がいい。 情報は行動する人間に集まり、さらなる行動を生み また、情報が集まってくる。 行動の連鎖だ。 勇気のせいにしてはいけない。 今、あなたが 行動できていない理由は あなたが情報収集をサボっているせいだ 努力だ、圧倒的努力。 これに限る。 行動しよう 失敗したら、取り返せばいい。 大丈夫。  

まとめ

なかなか、主張として、作者の意図する意味から外れて理解をされてしまうと、大きな誤解を生むような考えもあるように見えますが、実は至極まっとうなことを言っており、作者は何も否定していないように見えるのですごいと思います。 作者の考えは、極端とも思えますし、上述のように危険にすら見えます。 ただ、非常に事実に近いように感じ、その通りだなと納得させる何かを感じます。 これは、結果的に作者が積み上げ、示してきた結果、行動のたまものかもしれませんが、 それが、逆にこの一部とはいえ、行動理論でそこにたどり、 上の行動原理を実現できているとするならば、とてつもなくすごい人であることが分かります。 今ここに書かれていることを私も真似して、実現し 達成したいと思います。 まずは、今始めたこのブログを続けることを実行していきたいと強く感じました。 あなたも、ぜひこの本を読んで、気づき、まねし、実現してみてください。 それでは