働くのがつらい なぜ働かなければいけないのか 「なぜ僕らは働くのか」 書評 池上彰 監修

今回は「なぜ僕らは働くのか」をご紹介いたします。  

今、働いていて幸せでない人 働く意味を知らない人 働くことをやめようとしている人 そんな人に読んでほしい本としてご紹介いたします。   さて、結論ですが、幸せになる為に、誰かを幸せにしなければ、それはまわってこないのかもしれない。 働く意味は誰かを助けること、誰かを助けている大切な仕事であること つらいのであればやめるべきである、あなたに向いている仕事はこの世にたくさんある、 命を賭してするほどの価値ある仕事はこの世にたくさんある。ただ、本当に命を懸けてやり、死ぬことを求められる仕事は絶対にない、死ぬほどつらいのであれば、辞めて、休み、もう一度頑張ろう、今の仕事だけが、今だけが全てでは決してない   この本を読んで感じた、働くことへの答えですが、 本にもありますが、誰かを助けること、と感じました。 そんなことはわかっている人は多いと思いますが、 この大切なことを忘れていませんか? そもそも助けられていることを気づき、実感し、感謝をしているでしょうか? このことを強く考えさせられる本でした。

作者 紹介

池上 彰 氏

この本は池上氏の監修により作られた本です。  

この本を読む前に

ブログの最初で書きましたが、 人を助けることが仕事だと感じて、この書評を書いております。 一方で、仕事に押しつぶされて、辞める人、病む人を見てきた身としては、 そこまでして、仕事をするべきではないとも考えています。 そんな考えで、この本を読んでいました。  

この本は

この本は、中学2年生のハヤト君が仕事とは何か、働く意味を自分で見つける内容の漫画で構成さらた内容です。 中学生などの子供が読むことを想定して書かれているためか、非常にわかりやすく書かれています。 ほぼマンガで構成されており、大事な部分だけ文章化されていますが、その部分も絵や図を使い、わかりやすく書かれています。

書評

この本を読んで非常に感銘を受けました。 その中で、いくつかポイントをつけてご紹介したいと思います。

1、誰かに助けてもらうこと=誰かの仕事

この本を読んで働く意味を思い出させてくれたこと、に感謝をしています。 誰かに助けてもらっている事実 この誰かに助けてもらうこと=誰かの仕事 誰かの仕事が重なって、実現できている様々なことがあることを改めて感じました。   この本にもありますが、回転寿司を食べるシーンの中で、 寿司を食べれる場所の提供、調理をする人、材料を用意する人、それを運ぶ人など、 寿司を食べるだけで、少なくみてもこれだけの人が仕事をしています。 自分がすごすあたり前のことが、誰かに助けられていること、誰かの仕事で成り立っていることを思い出させてくれる内容になっています。  

2、感謝のありがとうの意思表示がお金

お金の概念も面白いです。 お金はありがとうの意思表示だそうです。 本当にその通りだと思いました。 コンビニの買い物ももちろん、ありがとうを感じて、お金を払う 当たり前のことですが、普段ありがとうをおもって、買い物をすることなど あまりない私としては、衝撃を受けました。 そういえば、昔、お金持ちの本を読んだ際にお金を払うときにありがとうという思いをこめること、これがお金持ちへの道などとありましたが、 広義の意味ではこういうことだったのかとも思いました。   世の中によって助け合いのネットワークができており、仕事に対しては、お金を払うことでお礼の気持ちを伝えること。 お金を払うということは、その金額的な価値があると思っているという意思表示であること そして、お金のやり取りがあるということは、そこに誰かの仕事があること など、お金のことについて、このような書き方をしているのは、社会の仕組みを伝えるうえで非常にわかりやすいですね。

まとめ

この本はわかりやすいからこそ、大人が改めて読む価値のある本だなあと思いました。 その理由が冒頭の人を助けるです。 今、サラリーマンを私はしているのですが、そのことを忘れていました。 そのことを思い出させてくれた本です。 今回は第1章の部分を抜き出してご紹介しましたが、 この後、仕事と生活についてや好きと仕事について、これからの未来など、働くことについてのメッセージが込められている本になります。 もう一度働くことを再確認するために、働くことを言葉にできないあなたに ぜひ読んでほしい1冊になります。 ぜひ働くことの実感と働くことで誰かの助けになっていることを感じ、誰かに助けてもらっていることを感謝して、明日への生きていく希望の一つを見つけてもらえれば幸いです。 それでは